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広島複素解析セミナー
Hiroshima Complex Analysis Seminar
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2022年度
第6回(数理情報科学セミナーとの共催)
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- 日時 : 3月10日(金)16:30 - 17:30
- 場所 : 理学部B707(対面)
- 講演者: 阿部 誠 氏(広島大学)
- 題目 : C^n上の不分岐Riemann領域の中間的擬凸性について
- 要旨 :
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C^n上の不分岐 Riemann 領域の中間的擬凸性の2次多項式自己同型を
用いた特徴付けについて論ずる.
第5回
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- 日時 : 3月3日(金)16:30 - 17:30
- 場所 : 理学部B707(対面)
- 講演者: 菊池 翔太 氏(鈴鹿工業高等専門学校)
- 題目 : 多重複素グリーン関数と大沢--竹腰L2拡張定理について
- 要旨 :
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近年,大沢--竹腰L2拡張定理に関連する話題の進展が目覚ましい.
本講演では,特に多重複素グリーン関数と大沢--竹腰L2拡張定理の関係性について,講演者が得た結果を交えて説明する.
第4回
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- 日時 : 12月23日(金)16:30 - 17:30
- 場所 : Microsoft Teams を用いたオンライン開催
- 講演者: 西田 竜葵 氏(北海道大学)
- 題目 : チェックドルボーコホモロジーによる佐藤超関数と可微分関数の埋め込み像
- 要旨 :
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本多-伊澤-諏訪(2018)において, 佐藤超関数は, チェックドルボーコホモロジーを用いて, 2つの微分形式を代表元として表示されることが示されている.
本講演では, 微分可能な関数を佐藤超関数と見做した時のチェックドルボーコホモロジーによる代表元から, 元の通常の関数への対応を考える. また, 主結果として, 代表元にいくつか条件を課せば, 境界への極限のように記述できることを紹介する.
第3回
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- 日時 : 11月25日(金)16:30 - 17:30
- 場所 : 理学部B707(対面)
- 講演者: 杉山 俊 氏(北九州工業高等専門学校)
- 題目 : コホモロジー群の中間的消滅条件を満たす領域
- 要旨 :
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本講演では,コホモロジー群の中間的な消滅条件を満たす領域を考察の対象とする。
それらの領域の境界が中間的連続性原理を満たすことを示し,Eastwood-Suria (1980)の結果の別証明を与える。
応用として,複素ユークリッド空間において,構造層に関する消滅条件とStein性が同値であるというSerre (1953)の定理を示す。
第2回
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- 日時 : 5月13日(金)16:30 - 17:30
- 場所 : Microsoft Teams を用いたオンライン開催
- 講演者: 小川原 弘士 氏(熊本大学)
- 題目 : q特殊関数の微分超越性
- 要旨 :
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関数が代数的微分方程式を満たさないとき, 微分超越であるという.
西岡は Tietze が構築した差分 Riccati 方程式の非自明解が微分超越となるための判定法を差分体の理論で代数化し,
応用として q-Airy 方程式の非自明解が微分超越であることを示した.
本講演では, 西岡の結果に基づいて Ramanujan 関数のq差分方程式や Hahn-Exton q-Bessel 方程式などの2階線形q差分方程式の非自明解の微分超越性について報告する.
第1回
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- 日時 : 4月22日(金)16:30 - 17:30
- 場所 : Microsoft Teams を用いたオンライン開催
- 講演者: 佐々木 真二 氏(芝浦工業大学)
- 題目 : 高階方程式のWKB解のBorel総和可能性へ向けたひとつのアプローチ
- 要旨 :
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特異摂動型高階線形常微分方程式のWKB解のBorel総和可能性は、重要な未解決問題である。本講演では、方程式の多変数化がある場合のひとつのアプローチを紹介する。また、方程式の多変数化について議論する。
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Last update: February 6, 2023
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