リー群上の左不変計量の幾何に関する, 非コンパクト対称空間内の部分多様体論を用いた研究について, 最近の進展を紹介する. 特に, 非コンパクト対称空間への cohomogeneity one 作用と, 3 次元可解リー群上の左不変な代数的 Ricci soliton の様相が, 極めて良く対応していることを述べる. また, その高次元リー群への一般化についても触れる.
黒板を使って発表したので, 特に資料はありません. 内容は, 2012/09 の慶應での研究集会 および 2012/08 の幾何学シンポジウム での講演をベースにしています.