公開講座などの催物(2019年度)
地域連携活動
公開講座
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広島大学公開講座
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広島大学数学教室主催の公開講座は,オープンキャンパスの一環として行います.
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講師, タイトルと概要
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講師: 古宇田 悠哉氏
タイトル: 「4次元図形を「みる」」
要旨:この講座では、多角形、多面体とその仲間たちを題材に「次元はいくつか(そもそも図形の次元とは何か)」、「端(境界)があるか」、「無限に広がっているか」という性質を考えていきます。(中身の詰まった)正四面体や立方体を想像してみましょう。これは3次元の図形であり、端があり、無限には広がっていません。次に、この図形の境界(表面)を考えてみましょう。今度は、この図形はいくつかの(中身の詰まった)多角形から構成されています。これは(この講座で紹介する意味で)2次元の図形であり、(カドはありますが)端はなく、やはり無限には広がっていません。このような素朴な例をよく調べていくことで、最終的に、「宇宙の形の有力候補」や「4次元立方体」を、数学という「目」を使って「観る」ことができる、というお話をしたいと思います。
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講師: 滝本 和広氏
タイトル: 「コーヒーの冷め方を考える 〜微分方程式入門〜」
要旨: 人口が増える,株価が上がる,コーヒーが冷める……といった,ものが変化する様子は「関数」を用いて表現することができます。関数を「微分」や「積分」を用いて調べると,どのように変化しているかが調べられます。そして,高校で学ぶ微分積分学を発展させたものが,私の研究分野である「解析学」です。私たちの周りに起こる自然現象や社会現象を記述しようとすると,関数の微分が現れる方程式=微分方程式となることが多いです。微分方程式論は解析学における重要な分野の一つであり,応用面でも現象の解明に大いに役立っています。この講義では,微分積分学を用いて関数の性質を調べる様子を学んだ後,微分方程式の世界の一端に触れたいと思います。
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日時:令和元年8月20日(火)21日(水)
いずれも13:20-15:00
50分の講義を2コマ行います.
20日(火)と21日(水)は同じ講義が行われます.どちらか一日をお選びください.
オープンキャンパスに参加する高校生も多数聴講いたします.
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場所:広島大学理学部E210講義室
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受講対象者:数学に関心のある方
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定員:一日40名(予定)
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受講希望の方は以下の申し込みフォームからお申し込みください.
受講希望者が多数の場合は先着順とさせていただきます.
出前授業
随時掲示致します.
研究室・施設公開等
今年度の予定が決まり次第掲示致します.
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