広島大学理学部E棟1階 E102 講義室
「グラフと多面体について」 | 桑田 孝泰 氏 |
「体感するトポロジーと幾何」 | 作間 誠 氏 |
「数学とビジュアライゼーションと」 | 北臺 如法 氏 |
ポスター (pdf)
本公開講座「数学の基礎と展望」は、広島大学理学部数学教室主催の大学公開事業として 平成4年度に始まり、今回で20回目となります。 講演を、東海大学の桑田孝泰氏、広島大学の作間誠氏、そして広島工業大学の北臺如法氏にお願いしました。 学校で学ぶ算数や数学は、ひとつの計算間違いも許されない論理の学問、というイメージが強いようですが、 現代数学を研究する数学者は、扱うべき研究対象、すなわち数学現象を、まず体と心で感じ取って、 そのあとで感じ取った気持ちを論理という言葉で表現しているのです。人間の五感のうち味覚と嗅覚は(今のところ) 数学とあまりつながりませんが、視覚、聴覚、触覚を存分に使って現代数学を体で感じ取ってもらうことで、 数覚という第六感に目覚めていただこう、というのが今回の公開講座の狙いです。
高校生 (学年不問) 及び数学に関心のある方
無料
広島大学理学部E棟1階 E102講義室 (東広島市鏡山1-3-1) (交通案内と宿泊の案内)
「グラフと多面体について」
桑田 孝泰氏グラフの基本的な性質を解説したのち、それらを利用して多面体に関する色々な性質を調べていく。 多面体に関してはまだまだ知られていないことも多く、現在でも様々な問題を与え続けている。 そのような発展的なことも時間が許す限り解説していく。
「体感するトポロジーと幾何」
作間 誠氏紙とハサミとセロテープを使って様々な曲面を作っていただくことにより、 トポロジーと幾何に於ける基本的なアイデアを体感していただくのが本講義の目的です。 結び目のザイフェルト曲面のアイデア、3次元トーラス、3次元クラインボトルの不思議な世界、 そして非ユークリッド幾何の柔軟性を実感していただければ幸いです。
「数学とビジュアライゼーションと」
北臺 如法 氏何かを見えるようにすることをビジュアライゼーション(visualization)といいます。 単純な数値データだけではなく、数学的な現象や概念を(時にはある意味無理矢理に) ビジュアライズすることで、考えている対象を直感的に理解できたり、雰囲気をつかめたりすることがあります。 また逆に、ビジュアライゼーションをするときに、面白い数学が使われたりもします。 今回はそのような数学とビジュアライゼーションにまつわる話題の一端をご紹介します。
- 180名 (4月21日現在の申込者数 31人)
この公開講座の受講申し込みは、広島大学エクステンションセンターで受け付けております。 お申し込みいただいた方には、 受講票と本講座のテキストを送付いたします。 ただし、 定員を超えた場合にはご希望に添えないことがございます。 ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
〒739-8526 東広島市鏡山 1-3-1
広島大学理学部 数学教室 公開講座係
電話: 082-424-7350 (数学教室事務室)
FAX : 082-424-0710 (数学教室事務室)
電子メール:koukai@math.sci.hiroshima-u.ac.jp
主催 | 広島大学理学部数学教室 |
共催 | 広島大学総合科学部数理情報科学教室 |
後援 | 広島県教育委員会、広島市教育委員会、東広島市教育委員会 |